目的に合ったシーラーの選び方

 

長さだけではなく、目的に合わせてシーラーをお選びください。

シーラーには様々な仕様があり、袋の材質や目的に合わせて機種を選定する必要があります。
ここではシーラーの選び方についてご案内いたします。


長さだけではなく、目的に合わせてシーラーをお選びください

 

 



1.シーラーの長さ

シールする袋の大きさに合わせてシーラーの長さを検討します。
ただし袋と同じサイズではうまく作業ができないため、ワンサイズ大きいシーラーをご検討ください。
例:袋の幅が20cmの場合は、シール長30cmのシーラーを選ぶ。

シーラーの長ささ

 

 

2.溶着部の仕上がり

シーラーは溶着・溶断で仕上がりが異なります。各シーラーはそれぞれ溶着、溶断の専用機となっておりますので、
規定のヒーター以外はお使いいただけません。

 

溶着はシール幅が大きいほど溶着強度が強くなります。
袋に入れるものの大きさ・重量に合わせて仕上がりの幅を決めてください。

溶着部の仕上がり

 


溶断はシールと同時に袋を断ち切るもので袋の端部を出さずに溶着ができます。
主にラッピング包装やシュリンク包装で使用されます。

溶断のシール仕上がり

 

 

3.袋の材質

袋の材質、厚みによっては対応できるシーラーが限られます。特にご注意いただきたいのが、滅菌バッグ、
ラミネート系の袋、厚みがある袋、マチ付きの袋、ガゼット袋になります。

袋の材質

 

 

4.作業内容

シーラーは卓上で使う標準タイプから、生産ラインで使う自動タイプまで幅広くご用意しております。
袋や作業内容に合った最適なシーラーをお選びください。

 

シーラーのタイプ別に使用例をご紹介いたします。

卓上シーラー 長さのラインナップが豊富な汎用シーラーです
オートシーラー 量産の現場で効率よくシール作業できる自動式のシーラーです
スタンドシーラー 大型・重量物の包装や、立ち作業の現場で用いられます
フリーハンドシーラー 両手が塞がった状態でもシール作業できる卓上シーラーです
ハイパワーシーラー 上下ヒーター式でマチ付きやガゼットの袋も溶着できます
その他シーラー 特殊な用途に使える小型のシーラーです

 

 

5.メンテナンス

シーラーをご使用の前に目視で点検を行い、該当の消耗品が劣化していたら必ず新しいものに交換をしてください。
消耗品が劣化している状態でシール作業されますとシール不良や思わぬ事故に繋がります。
※ 消耗品はそれぞれ単体でご用意しております。

 

消耗品と交換の目安

消耗品を交換する際は下のイラストを参考にしていただき、正しく設置していただきますようお願いいたします。

 

 

袋消耗品と交換の目安1

 

 

消耗品と交換の目安2

① 圧着シリコンゴム

焦げによる変色、変形、割れなどが見られた場合は交換します。

 

② シリコン粘着テープ

焦げによる変色、変形、割れなどが見られた場合は交換します。
※ JRタイプのみ設置する消耗品です。

 

③ フッ素樹脂絶縁シート

焦げによる変色、破れが見られた場合は交換します。

 

④ ヒーター

断線、変形、汚れが見られた場合は交換します。

 

⑤ フッ素樹脂絶縁粘着テープ

焦げによる変色、破れ、強いシワなどが見られた場合は交換します。
※ 端部はカットせず、両端とも少しはみ出すように貼り付けてください。
※ JRタイプは圧着シリコンゴムにも設置いたします。

 

⑥ フッ素樹脂絶縁粘着テープ(厚手)

焦げによる変色、破れ、強いシワなどが見られた場合は交換します。
※ 端部はカットせず、両端とも少しはみ出すように貼り付けてください。
※ JCタイプのみ設置する消耗品です。

 

消耗品を交換しても不具合が解消しない場合は、弊社まで修理をご依頼ください。
また、廃番のシーラーにつきましてはメンテナンス対応期間を終えている場合がございます。